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耳掃除について

[2017.08.10]

こんにちは(*^^)v

新小岩駅徒歩1分にあります新小岩すばるクリニック耳鼻咽喉科です。

 

今年の3月18日、日本経済新聞に耳掃除についての記事がありましたので、そのポイントをまとめてみました。

 

1)耳垢栓塞(じこうせんそく)の多くは、耳掃除の時に押し込んでしまうのが原因。

 

2)耳垢は、「垢」と呼ばれるが、本来必要なもの。

  • 抗菌作用:耳垢の中に免疫グロブリンAなどが含まれ、細菌の増殖を抑えている。耳垢がないと逆に感染症を起こしやすくなる。
  • 昆虫の侵入防止:掃除し過ぎて耳の中がつるつるだと、ハネアリなどの虫が巣穴と間違えて入り込むことがある。

 

3)外耳道皮膚に刺激を与え過ぎると、耳垢腺からの分泌物が増え、かえって耳垢が増えることがある。

 

4)耳掃除の頻度は、1-2カ月に1回程度で十分。多くてもせいぜい2週間に1回まで。外耳道にはもともと自浄作用があり、耳垢は自然と外へ出ていく。

 

5)自分で耳掃除をする時は、綿棒や耳かきを奥まで入れない。掃除をしてもいいのは、耳の入り口から1センチ程度で耳の毛が生えているところまで。特に耳垢が湿っている人は耳垢栓塞になりやすく、定期的に掃除をしてもらうといい。

 

以上、簡単にまとめてみました。

耳の奥に入り込んでしまった耳垢は、自分ではなかなか取り除けません。また、お子さんの耳掃除の際、お子さんが急に動くことがあり、外耳道、鼓膜を傷つけてしまうことがあります。そのような場合は耳鼻科での耳掃除をお勧めします。

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