子どもの鼻みずについて④
こんにちは(*^^)v
新小岩駅徒歩1分にあります新小岩すばるクリニック耳鼻咽喉科です。
今回は、鼻みずについての最後のお話です。
では、医療機関に積極的に受診したほうが良い鼻みずとはどのようなものでしょうか?
まず、遷延する鼻みずです。水様性や膿性の鼻みずで、1~2週間以上長引く場合は、アレルギー性鼻炎や鼻副鼻腔炎が疑われます。子どものQOLの低下を長引かせないように、早めの治療が必要です。
次に、日常生活が妨げられる鼻みずです。無治療の花粉症があると、鼻をかみすぎて鼻の周りが赤くなったり、鼻症状が強く、勉強に集中できなくなったりします。また、低年齢で鼻がかめないと、鼻閉で口呼吸になったり、後鼻漏で湿性咳嗽を生じたりします。早めに薬剤で治療するとともに、鼻みずを吸引除去する必要があります。
最後に、付随する症状がある鼻みずです。発熱などの全身症状、湿性咳嗽、頭痛、顔面痛などです。強い頭痛や目の痛み、視力障害などがある場合は、頭または眼の合併症の可能性があります。これらは一刻も早く、専門機関を受診する必要があります。